韓国肌管理とは
カウンセリングと肌分析から組み立てる、韓国の美容。日本でできる範囲と、国際資格まで。
韓国肌管理とは?
韓国肌管理とは、カウンセリングと肌の分析にもとづき、衛生的な環境で、美容機器・器具・化粧品を用いて、顔と身体の肌のお手入れを行う、韓国の美容の考え方です。
日本では「韓国エステ」と呼ばれることもありますが、韓国では「피부관리(肌管理)」と呼びます。本サイトでは、韓国での呼び方にそろえて「韓国肌管理」と表記します。
韓国での定義
韓国の K-뷰티산업협회(K-ビューティ産業協会)は、ISO/IEC 17024 にもとづく資格基準の中で、皮膚(スキンケア)分野を次のように定めています。
カウンセリングと肌分析にもとづき、衛生的な環境で、美容機器・器具・化粧品を用いて顔と身体のお手入れを行う
ISO/IEC 17024 K-BEAUTY 皮膚分野の資格基準(K-B-CS-01)
日本のエステとの違い
「美・健康・癒し」
結果と管理を設計する美容
「結果主義」の、本物の韓国美容。
施術・順番・頻度を決め、このすべてを「言語化して設計する」。それが韓国美容です。
韓国肌管理の3つの柱
この3つを設計することで、施術・順番・頻度が決まります。
皮膚科学に基づいた理論
医学的にも根拠がある。
高機能コスメの理論・実技
機能性を重視したスキンケア。
肌管理機器の理論・実技
機械を使った、手技では届かない領域。
韓国の資格試験で見られる範囲
韓国本部が示している、K-BEAUTY 皮膚分野の試験の主な範囲です。
- 皮膚美容の衛生管理
- 皮膚分析
- 角質管理
- マニュアルテクニック(手技)
- パック・マスク
- リンパ管理
韓国肌管理の主な技術
当協会の PRO課程で学ぶ「10の臨床技術」です。
- 01ケミカルピーリング
酸の種類と濃度を選び分けて、古い角質にアプローチする。すべての土台になる技術です。
- 02アクアピーリング
水流と吸引による低刺激な毛穴洗浄と角質ケア。
- 03スピキュールテクニック
天然のスピキュール(微細な棘)を使い、角質層に働きかける技術。
- 04MTS応用
皮膚を穿刺しない方式で、当て方・速さを目的別に使い分けます。
- 05ニキビ/アクネ(プラズマ/イレイザー)
プラズマを使った機器で、肌を清潔に保ち、すこやかに整える手順を学びます。
- 06PDT(LED)
赤・青・近赤外。波長を使い分ける、光のケア。
- 07イオン導入/ポレーション
電気の力で、化粧品の成分を角質層のすみずみまで。
- 08超音波/水光(イレイザー/LED)
高密度の超音波で、うるおいのバランスを整える。
- 09クライオ・RF・エレクトロ
冷却と高周波の温熱を使い分けて、肌を引き締める。
- 10トラブル肌別のプログラム設計
肌の状態に合わせて、機器とコスメの組み合わせを設計します。
よく出てくる用語
| PDT(LED) | 波長ごとに使い分けるLEDを用いたケア。韓国の肌管理でよく使われます。 |
|---|---|
| MTS(マイクロニードリング) | 角質層へのアプローチに用いる技術。※ 日本では、皮膚を穿刺する方式は医師法上の医行為にあたり、サロンでは提供できません。当協会が扱うのは、皮膚を穿刺しない方式です。 |
| スピキュール | 海藻などに由来する天然の微細な針を用いるテクニック。皮膚を穿刺しない方式で行います。 |
| アクアピーリング | 水流と吸引を使った、負担の少ない毛穴のクレンジング。 |
| ケミカルピーリング | 酸を用いた角質のお手入れ。 |
| ゴマージュ | こすり落とすタイプの角質ケア。 |
| イオン導入/ポレーション | 電気を用いて美容成分を届けるアプローチ。 |
| 高密度交差式超音波 | 高密度の超音波を交差させて用いるケア。一般名称です(特定メーカーの登録商標にあたる呼び方は使っていません)。 |
| 高周波(RF) | 高周波を用いたケア。 |
| ディープクレンジング | 機器や酵素・ゴマージュ・スクラブを使った、通常より深いクレンジング。 |
| リンパドレナージュ | リンパの流れに着目した手技。 |
※ ここでの説明は、講座で扱う内容の概要です。効果を保証するものではありません。
クリニックの肌管理と、サロンの肌管理
韓国のサロンで日常的に行われている施術の中には、日本では提供できないものがあります。技術の優劣ではなく、制度の違いです。線を引いているのは、技術の新しさや効果の強さではありません。「身体に戻せない変化を与えるかどうか」です。
| 領域 | 誰が行えるか | 主な施術 |
|---|---|---|
| 医療領域 | 医師のみ | HIFU(焦点式超音波)/レーザー・強力光による脱毛(毛根の破壊)/皮膚を穿刺するマイクロニードリング/アートメイク/医療濃度のケミカルピーリング |
| 免許領域 | 美容師・理容師 | まつ毛エクステンション(美容師)/まつ毛パーマ(美容師)/カミソリによる顔そり・シェービング(理容師) |
| エステサロン領域 | 資格を問わず提供できる | LED光美容/高密度交差式超音波/プラズマ/エレクトロポレーション・イオン導入/アクアピーリング/超音波スクラバー/EMS/高周波(RF)/光フェイシャル/化粧品グレードのピーリング/キャビテーション/吸引/表層の冷却 ほか |
当協会の BASIC課程・PRO課程で扱うのは、エステサロンで提供できる範囲の技術です。HIFU・毛根を破壊する脱毛・まつ毛エクステ・顔そりは扱っていません。MTS(マイクロニードリング)についても、皮膚を穿刺しない方式を用います。
行政の通知にもとづく、線引きの詳しい整理を見る / エステティシャンに国家資格はある? / イオン導入・ポレーション / アクアピーリングとは / PDT(LED)とは / スピキュールはできる? / サロンの衛生管理 / エステでHIFU(ハイフ)はできる? / クライオ・RF(高周波) / エステでケミカルピーリングはできる? / エステでMTS・マイクロニードリングはできる? / 韓国コスメをサロンで使う・売るときの線引き / 韓国の肌管理は、施術の流れが違う / よくあるご質問
学ぶ順番
- 肌の見方を覚える皮膚の構造と基礎理論、肌タイプの分析・測定。ここが土台になります。
- カウンセリングを覚える肌タイプ別に、お客様への相談対応。
- 手技を覚えるクレンジング・パック・手技の基本5動作。
- 機器を覚えるPDT・MTS・スピキュール・ピーリング・高周波・超音波など。
- 組み立てられるようになる肌の状態に合わせて、機器と化粧品の組み合わせを設計します(PRO課程)。
韓国肌管理の資格
国際標準化機構(ISO)が定める「人の能力を評価・認証する仕組み」についての国際規格にもとづく、K-BEAUTY の国際資格です。
皮膚・ヘア・ネイル・メイクアップの4分野、管理士・専門指導者・最高経営者の3段階。当協会が日本で開催しているのは皮膚(スキンケア)分野です。
BASIC課程の修了で、「ISO国際韓国皮膚管理士」として認定されます。
※ 国家資格ではありません。当協会の講座は民間の講座です。
ISO/IEC 17024 K-BEAUTY について詳しく見る / BASIC課程を見る
よくあるご質問
韓国エステと韓国肌管理は、同じものですか。
同じものを指していることが多い呼び方です。日本では「韓国エステ」と呼ばれることがありますが、韓国では「피부관리(肌管理)」と呼び、カウンセリングと肌分析から施術を組み立てる考え方を指します。本サイトでは、韓国での呼び方にそろえて「韓国肌管理」と表記しています。
韓国肌管理とは何ですか。
韓国肌管理とは、カウンセリングと肌の分析にもとづき、衛生的な環境で、美容機器・器具・化粧品を用いて、顔と身体の肌のお手入れを行う、韓国の美容の考え方です。日本のエステが「美・健康・癒し」を中心にするのに対し、韓国美容は、結果と管理を設計する美容です。
韓国肌管理は、日本のエステと何が違いますか。
日本のエステは「美・健康・癒し」。一方で韓国美容は、結果と管理を設計する美容です。皮膚科学に基づいた理論(MEDICAL)・高機能コスメの理論と実技(COSMETIC)・肌管理機器の理論と実技(DEVICE)の3つを設計することで、施術・順番・頻度が決まります。このすべてを「言語化して設計する」のが韓国美容です。
韓国の肌管理の施術は、日本のエステサロンでもそのまま提供できますか。
提供できないものがあります。大きく2つの線があります。ひとつは医師法の線で、①皮膚を穿刺する行為 ②焦点式の超音波(HIFU)③毛根を破壊する脱毛 は医師だけが行えます。もうひとつは美容師法・理容師法の線で、まつ毛エクステ・まつ毛パーマ(美容師免許)、カミソリによる顔そり(理容師免許)が該当します。
韓国肌管理の資格には、どんなものがありますか。
当協会が扱うのは ISO/IEC 17024 にもとづく K-BEAUTY の国際資格です。韓国政府のISO所管機関である韓国認定支援センター(KAB)が認定し、K-뷰티산업협회(K-ビューティ産業協会)が資格認証機関として承認された資格で、皮膚・ヘア・ネイル・メイクアップの4分野、管理士・専門指導者・最高経営者の3段階があります。当協会は日本でこの教育を行っています。
韓国肌管理の資格は、国家資格ですか。
国家資格ではありません。国家資格は国ごとの制度にもとづくものです。ISO/IEC 17024 は国際規格にもとづく民間の資格認証で、国をまたいで通用する物差しで評価される点が異なります。当協会の講座は民間の講座であり、国家資格ではありません。
未経験でも、韓国肌管理を学べますか。
本スクールは経験者向けの内容です。実務経験3年以上、または美容師免許等の国家資格をお持ちの方を対象としています(18歳以上・お申し込み内容にもとづく事前審査があります)。開業予定の方・未経験の方には、個別に事前学習を行っていますので、まずはご相談ください。
韓国肌管理は、日本でも受けられますか。
受けられます。ただし、日本では医師でなければ行えない施術があります。HIFU(焦点式の超音波)、毛根を破壊する脱毛、皮膚を穿刺するマイクロニードリング、医療濃度のケミカルピーリングは医療の領域です。エステサロンで提供できるのは、LED光美容、高密度交差式超音波、プラズマ、イオン導入・エレクトロポレーション、アクアピーリング、高周波、化粧品グレードのピーリングなどです。
サロンの肌管理と、クリニックの肌管理は何が違いますか。
できる施術の範囲が違います。クリニックは医師がいるため、医行為にあたる施術も行えます。サロンで行うのは、身体に不可逆な変化を与えない範囲の施術です。どちらが上ということではなく、法律で役割が分かれています。
韓国肌管理は、初めてでも受けられますか。
施術そのものは、はじめての方も受けられます。サロンを選ぶときは、施術の前にカウンセリングと肌分析を行うか、扱う技術の範囲を説明できるか、施術者がどんな教育を受けているかを見ると、判断の材料になります。
韓国肌管理の料金は、どのくらいですか。
サロンごとに異なります。当協会は教育機関のため、施術の料金は扱っていません。講座の受講費については、各課程のページをご覧ください。
毛穴や乾燥が気になります。韓国肌管理で何をしますか。
肌の状態は人によって違うため、まずカウンセリングと肌分析を行い、そのうえで機器と化粧品の組み合わせを決めるのが韓国肌管理の進め方です。施術そのものより、その前の見立てと、順番・頻度の組み立てに特徴があります。
この考え方を、手で覚える
読むだけでは身につかない部分を、実習で学んでいただきます。
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