韓国の肌管理は、施術の流れが違う
肌を見て、聞いて、組み立ててから施術に入る。同じ技術でも、伝わり方が変わります。
流れが変わると、何ができる?
韓国の肌管理は、施術そのものよりその前後が違います。肌を見て、聞いて、組み立ててから施術に入る。この流れを持つと、同じ技術でも結果の伝わり方が変わり、次の来店につながる提案ができるようになります。
流れが変わると、できること
本場・韓国の現場で使われている型を、そのまま学びます。

その日の施術で終わらず、次に何をするかまで含めて話せるようになります。
機器は同じでも、前後の組み立てで仕上がりの伝わり方が変わります。
韓国の資格基準にもとづく流れを、そのまま持ち帰れます。
出発点の定義が違う
「エステティック」とは、一人ひとりの異なる肌、身体、心の特徴や状態を踏まえながら、手技、化粧品、栄養補助食品および、機器、用具等を用いて、人の心に満足と心地よさと安らぎを与えるとともに、肌や身体を健康で美しい状態に保持、保護する行為をいう。
一般社団法人日本エステティック振興協議会「エステティック業統一自主基準」Ⅰ.エステティックの定義
カウンセリングと肌分析にもとづき、衛生的な環境で、美容機器・器具・化粧品を用いて顔と身体のお手入れを行う
ISO/IEC 17024 K-BEAUTY 皮膚分野の資格基準(K-B-CS-01)
| 日本のエステ | 韓国の肌管理 | |
|---|---|---|
| 言葉で表すと | 美・健康・癒し | 結果と管理を設計する美容 |
| 定義の中心 | 心に満足と心地よさと安らぎを与え、肌や身体を健康で美しい状態に保持・保護する | カウンセリングと肌分析にもとづき、美容機器・器具・化粧品を用いて顔と身体のお手入れを行う |
| 出発点 | 一人ひとりの異なる肌、身体、心の特徴や状態を踏まえる | 肌を見て、分析する |
※ どちらが優れているという話ではありません。置いている出発点が違うということです。
韓国の肌管理の、5つのステップ
韓国の肌管理は、この順番で組み立てます。
- 肌を見る(分析・測定)肌診断機を用いた測定。あわせて、皮膚の構造と、肌トラブルが起こる仕組みを学びます。ここがサロンワークの土台です。
- 聞く(カウンセリング)肌タイプ別に、お客様への相談対応を行います。その日の施術だけでなく、次にいつ何をするかまで含めて話します。
- 組み立てる(設計)肌の状態に合わせて、機器と化粧品の組み合わせを決めます。施術・順番・頻度を決め、そのすべてを言語化するところまでが設計です。
- 施術するクレンジング・角質のお手入れ・手技の基本5動作・パック/マスク。機器は、PDT・MTS・スピキュール・ピーリング・高周波・超音波などを使い分けます。
- 記録して、次につなげるその日の内容を記録し、次の来店までの間隔と、次に何をするかを決めます。1回で終わらせず、続けて管理するという考え方です。
※ 3番目の「設計」は、PRO課程で「トラブル肌別のプログラム設計」として、10番目の臨床技術に位置づけています。
設計を支える3つの柱
この3つがそろってはじめて、施術・順番・頻度が決められます。
医学的にも根拠がある。肌の構造と、トラブルが起こる仕組みから考えます。
機能性を重視したスキンケア。何をどの順番で使うかを決めます。
機械を使った、手技では届かない領域。目的別に機器を選び分けます。
※ 3つのうちどれかが欠けると、「今日はこれをやります」で終わってしまい、次につながる設計になりません。
韓国の資格試験で見られる範囲
韓国本部が示している、K-BEAUTY 皮膚分野の試験の主な範囲です。「分析」が独立した項目として入っているところに、考え方が表れています。
| 範囲 | 5つのステップとの対応 |
|---|---|
| 皮膚美容の衛生管理 | 全体の前提 |
| 皮膚分析 | ① 肌を見る |
| 角質管理 | ④ 施術する |
| マニュアルテクニック(手技) | ④ 施術する |
| パック・マスク | ④ 施術する |
| リンパ管理 | ④ 施術する |
※ 試験は韓国本部の試験官が担当します。ISO 17024とは / 韓国肌管理とは
日本で行うときの線
流れは同じように組み立てられます。ただし、施術の中身には日本の制度の線があります。技術の優劣ではなく、制度の違いです。
日本では、エステサロンで行えないもの
- HIFU(焦点式超音波)
- レーザー・強力光による脱毛(毛根の破壊)
- 皮膚を穿刺するマイクロニードリング/アートメイク
- 医療濃度のケミカルピーリング
当協会の BASIC課程・PRO課程で扱うのは、エステサロンで提供できる範囲の技術です。MTS についても、皮膚を穿刺しない方式を用います。
この流れを、どう身につけるか
BASIC課程の3日間は、そのまま5つのステップをなぞる形になっています。
- Day 01|基礎構築肌分析(肌診断機を用いた測定)・皮膚の基礎理論(構造と、肌トラブルが起こる仕組み)・基本機器の操作(スクラバー、イオン導入など)。①肌を見るの土台をつくる1日。
- Day 02|実践適用ニキビ肌のケア(肌の状態に合わせた実践)・MTS の基礎実習(オートMTS)・LED(PDT の理論と、波長の選び方)。④施術するを手になじませる1日。
- Day 03|総合演習・評価仕上げの実習(鎮静・保湿を中心とした仕上げ)・総合シミュレーション(カウンセリングから施術までの通し)・修了テスト。②〜⑤を通しで行います。
- PRO課程10の臨床技術。最後の「トラブル肌別のプログラム設計」で、③組み立てるができるようになります。
よくあるご質問
韓国の肌管理と、日本のエステは何が違うのですか。
出発点の定義が違います。日本エステティック振興協議会は、エステティックを「一人ひとりの異なる肌、身体、心の特徴や状態を踏まえながら、手技、化粧品、栄養補助食品および、機器、用具等を用いて、人の心に満足と心地よさと安らぎを与えるとともに、肌や身体を健康で美しい状態に保持、保護する行為」と定義しています。一方、韓国の資格基準(K-B-CS-01)は「カウンセリングと肌分析にもとづき、衛生的な環境で、美容機器・器具・化粧品を用いて顔と身体のお手入れを行う」としています。韓国側は、肌を見て、その結果にもとづいて組み立てることが定義の中に入っています。
「設計する」とは、具体的に何をするのですか。
肌の状態に合わせて、機器と化粧品の組み合わせを決め、施術・順番・頻度を決めることです。当協会のPRO課程では「トラブル肌別のプログラム設計」として、10番目の臨床技術に位置づけています。1回の施術の中身だけでなく、次にいつ何をするかまで決めるところが特徴です。
肌を見るのに、機械を使うのですか。
BASIC課程では、肌分析(肌診断機を用いた測定)をDay1で扱います。あわせて皮膚の構造と、肌トラブルが起こる仕組みを学びます。ここがサロンワークの土台になります。
韓国の資格試験では、どんな範囲が見られますか。
韓国本部が示している K-BEAUTY 皮膚分野の試験の主な範囲は、皮膚美容の衛生管理、皮膚分析、角質管理、マニュアルテクニック(手技)、パック・マスク、リンパ管理です。
韓国と同じ流れを、日本のサロンでそのまま行えますか。
流れは同じように組み立てられますが、施術の中身には日本の制度の線があります。HIFU、毛根を破壊する脱毛、皮膚を穿刺するマイクロニードリング、医療濃度のケミカルピーリングなどは医療の領域です。当協会の課程で扱うのは、エステサロンで提供できる範囲の技術です。
出典
- 一般社団法人日本エステティック振興協議会「エステティック業統一自主基準」Ⅰ.エステティックの定義
日本エステティック振興協議会 - ISO/IEC 17024 K-BEAUTY 皮膚(スキンケア)分野の資格基準(K-B-CS-01)/韓国本部が示す試験の範囲
韓国 K-뷰티산업협회(K-ビューティ産業協会) - 当協会 BASIC課程・PRO課程のカリキュラム
BASIC課程 PRO課程
※ 本ページの技術の説明は、講座で扱う内容の概要です。効果を保証するものではありません。
※ 日本で提供できる範囲については、公表されている行政の通知にもとづく一般的な整理です。実際の導入にあたっては、所轄の行政庁または専門家にご確認ください。
「その日の施術」から、「設計」へ
カウンセリングから組み立てまで、順番に身につけていただけます。
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